政府の対応が問題になっていると、色々な議員が資料要求やレク要求をしてきます。
ーーそれは当然でしょうね。国民の代表ですし。
しかし、本部の人間では対応しきれないので、「手がいっぱいなので代わりに行ってくれ」ということで関係ない部署の人が行ったりしています。
関係ある話なら仕方ないと思いますが、むしろ、新型コロナと関係ない話で呼びつける議員もいます。国会議員なので当然権利はありますが、国が危機に見舞われて、厚労省全体で対応に当たっている時に、「何も今呼ばなくても…」と思うことは正直言ってあります。
これは普段からの話ですが、職員を呼んで、ただ怒鳴りつけて帰すだけの議員もいます。「厚労省の職員に注意して、しっかりやるように指示した」と支援者に説明するために呼ぶ人もいるようです。
また、国会議員の中には、「コロナの担当者じゃないから大丈夫だろう」と考えて呼ぶ人もいます。関係ない部署でも駆り出されているとか、コロナの対応で抜けた職員が多い中で、残された人に業務が集中していることは理解されていません。
クルーズ船に乗って自宅待機になっている職員もおり、残された人に業務の負荷がかかっていることは、政治家に限らずあまり知られていません。そこで「厚労省の職員はちゃんとやっていない」と罵倒されたら、メンタルやられる人がいて当然です。
ーーメンタルを壊した職員もいるのですか?
メンタルがやられて仕事に出てこられなくなった人もいます。内閣官房の職員は自殺もしましたよね。それが厚労省で起きても不思議ではないです。
終電続き、5時に朝帰りする人も
ーー何時頃までみなさん仕事をしていますか?
部署や人によるのですが、終電で帰る人やタクシーで早朝に帰る人など、様々です。
ーー霞ヶ関で「定時退勤」のキャンペーンをやっていましたが、あれはなくなったのですか?
ずっと続いていて、アナウンスは流れていますし、メールも「定時退庁日だから早く帰りましょう」と流れてくる。水曜日と金曜日です。すぐそのメールは削除します(苦笑)。腹が立つから。
ーー泊まり込みの人もいますか?
最近ではあまり泊まらないように指導されているのですが、午前3時とか5時ぐらいにタクシーで帰って、シャワーを浴びて、1時間ぐらいでまた出勤という人もいます。
昨日は私も終電を逃してタクシーで帰りました。内部で誰がパソコンを起動しているかがわかるのですが、午前0時の段階でも出勤中のマークが付いている人がたくさんいました。
ーー働き方改革どころではないですね。
【現場の足引っ張りはやめましょうよ。】→ 厚生労働省の職員「多忙でメンタルをやられた人もいる」 新型コロナ対策の現場で何が起きているか?
野党の議員なのか特に記載はないが、現場の足引っ張りはやめないとまずいでしょう。
わーわー騒いでも仕方がないので今はじっくりと現場、政府が対応できるように支援すべきでは。
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