彼らのように旅行はしないまでも、人混みのなかに行かなければならないこともあるだろう。ウイルスは怖いけれど、だからといって全身ビニール姿で街を歩くのも気が乗らない──そんな人たちの強い味方になるスーツが、近々登場するかもしれない。
その名も「ビー・ア・バットマン(Be a Batman)」。
これを考案したのは、中国の設計事務所「ペンダ(Penda)」の設立者で建築家の孫大勇(ソン・ダーヨン)だ。彼によればコウモリは新型コロナウイルスの発生源とされているが、彼らの体は飛んでいるあいだは熱くなり、ウイルスに対抗することができるのだ、と米「ファスト・カンパニー」紙に語る。
ビー・ア・バットマンは、コウモリの羽に似た炭素繊維製のフレームにプラスチックでできたシェルターがついており、それを背負う「バックパックタイプ」になっている。さらにシェルター部分は、UVカット使用だ。
また、新型コロナウイルスは主に飛沫感染と接触感染によってうつることを踏まえ、タイトな作りにはしていない。「個人シェルター」のなかでは、手を自由に動かすことができるという。
「バックパックがバットパワーを授ける」──都市通勤者向けのこのスーツを商品化したい企業があれば、いまならソンが無料でコンサルしてくれるそうだ。
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